ショートストーリー

ツヨシ&ネネ 夏休み途中の思い出日記


それはある夏の暑い日の昼下がりに、コメットさん☆がツヨネネちゃんの部屋に行ったときのことでした。  「ツヨシくん、ネネちゃん、遊…」  コメットさん☆は、そこまで言いかけて、急に言葉を引っ込めました。二人が熱心に何かノートに向かっていたからです。 「ね〜・・、昨日は何があったかなぁ・・?」 ツヨシくんがネネちゃんに聞いています。 「う〜んと、う〜んとわからない〜」 ラバボーもそれに気付いたのか、コメットさん☆に問いかけました。 ラバボー「・・ひめさま。 ツヨシ君たち、なんか忙しそうだボ。」 コメット「う〜ん。 なんでだろ?  ねぇ二人とも。なにしてるの? ・・・それなぁに?」 ツヨシ「あっ、コメットさん。 これは絵日記だよ、えにっき。」 「えにっき・・・? なぁにそれ・・・。」 ネネ「そのひにあったこととかを絵とにっきに書くものなんだよ。」 ラバボー「多分ひめさまでいう”メモリーボール”みたいなヤツだボ、多分。」 「あぁ〜。(・・・地球の人たちはそういうことをノートに書くんだ・・。)でも、なんでそんなことしてるの?」 ネネ「この絵日記、ユキ先生がやってきなさいって言ったの。 ぜぇーんぶやったらごほうびくれるって!」 ツヨシ「いまんとこは毎日ずっとやってるんだよ!」 ネネ「ね、ネネも毎日やってるモン!」 コメット「へぇ〜・・。えらいね二人とも。 あ、そうだ。 その日記、コメットさんにも見せてよ。」 ツヨシ「うん、ツヨシくんいいよ。」 ネネ「ネネちゃんもいいよ。」 「ほんと? ありがと。 じゃ・・、早速失礼して〜・・・。 7月21日 はれ・・・・。 今日はコメットさんのお友達のバトンクラブのみんなと一緒にばーべきゅーをやりました。 バトンクラブのおねえさんたちはとてもやさしくて、いい人ばかりです。 あ、そういえばとちゅうで”みちるちゃん”が煙が目にしみたみたいで、たくさんゴホゴホ言ってました。 僕もマネしてゴホゴホやったら、本当にせきがとまらなくなってたいへんでした。 ばーべきゅーはとってもたのしかったです。 コメット「アレは大変だったね〜・・・。 ツヨシくん10分ぐらいせきが止まらなくてさ〜・・・。」 ラバボー「ツヨシくん、そのせいで目を白黒させてて。」 ネネ「ねぇ、コメットさん!こんどはネネのも見て!」 えぇ〜っとぉ・・。7月22日 雨・・・・。 今日、パパの好きな歌手さんがなんとかドームってとこで、 たくさんの人に囲まれて、 きれいな衣装をきて、ライトのちゅうしんで”わたし、芸能界を引退します!”って言ってました。 そしたらパパが泣きながらこう歌い始めました。 ”・・ハトは消えます・・・ 悲しみは消えません あの人は消えました、 思いでは消えません〜・・・ 炎はキレイに消えました・・・ ただしお家も消えました〜・・ なにか〜らなにまで消えました〜・・、 イヤなことだけ消えません・・・”と。 そしたらとなりからママがコーラスを始めて・・・、ウチの中がとってもどよどよ〜っとしたみたいにになりました・・。 コメット「(な、なんなのこのしめっぽさは!?) ね、ネネちゃん・・・ これって・・、本当にあったこと・・なの?」 ネネ「うん。だってコメットさんも言ってたじゃん・・その日のおゆうはんの時、”パパもママもどよどよビトさんで、せっかくのご飯がおいしくない”・・って。」 コメット「あッ・・!(確か、その日はちょうどバトンクラブの人の所に行ってた時だ・・・。 だからあの日はあんなに元気なかったんだ、二人とも。)・・。」 ラバボー「いや〜・・、でも二人とも、こんなにも生々しく書いちゃっていいのかボ? これをユキ先生が見るんだし・・。」 ツヨシ「だって・・・、にっきはその日にあったことをかくんでしょ? だったらウソをかいちゃいけないじゃん・・。」 「ま、まぁそりゃそうだボ・・・。」 ネネ「ねぇコメットさん。どよどよビトさんってホントにいるの?」 「・・・わたしが言ってみただけだよ。 多分いないと思う。」 ツヨシ「じゃあコメットさん、今度はツヨシくんのを見てよ。 ・・ほらこの前のなつまつりのはなし。 覚えてるでしょ。」 コメット「あぁ〜。 確かわたしあの時はケースケと一緒にいたから、ツヨシ君たちのことはちょっとわかんないかな。」 ラバボー「おっ、ひめさま〜・・、それはもしや〜・・。」 ツヨシ「つ」 ネネ「ぅ」 ラバボー「しょっと・・・、かボ?」 コメット「えぇえ!?(超赤面)ち、ちがうよ!そんなんじゃないって!!あ、あれは〜た、ただ〜・・、え〜っと、えぇ〜っとぉ〜・・。」 ラバボー「ひめさま〜・・、別に隠さなくてもいいボ〜。 ボー達には全部お見通しなんだから〜・・。」 「とっ・・、とととにかく! ツヨシくん、日記見せて!!!(赤面)」 ツヨシ「フフフ・・(ニヤリ)」 ネネ「ウフフフ・・(ニヤリ)」 えぇぇ・・・、えぇ〜っとぉ・・。7月23日 おおむねはれ〜・・・・。   (”おおむね”・・?) 今日はみんなでなつまつりに行きました。 ぼくとネネちゃんと、太一くんと、パニッくんと、源ちゃんと行きました。 でもなぜかさそってないのに亜衣、麻衣、美衣ちゃんもいっしょにきました。 なつまつりはいろんなお店がでていて、太一くんが「たこやきを食べよう」といいました。 もうとっくにおみせの食べ物をほとんどたべおわっているのに、また食べようといいました。 それで食べていたら、パニッくんがかつをぶしをのどに引っ掛けてあわをふきいたので、みんなてんやわんやでした。 でも近くのおとなの人がなんとかしてくれたのでなんとかなりました。 なつまつりの終わりには花火がありました。 とぉーってもきれいでみんなワーワーキャ−キャー言ってました。 そしてとおくの方を見ると、ケースケにぃちゃんとコメットさんが仲よさそうにくっついてなんかおしゃべりしているのが見えました。 ケースケにぃちゃんもコメットさんも楽しそうでとてもよかったです。 「く・・・、くはぁーーーーーーーーーっ!!!(み、見られてたー!?)」 「フフフフフ・・、ひめさま、もういいのがれは出来ないボ〜・・、これは明らかに”チューショット”というやつだボ。」 ネネ「コメットさん〜・いいな〜・・(ポッ)」 「あわわわわわわ・・・っ!! ち、ちがうよっ!これはチューショットとか、そういうんじゃなくて〜・・、そのぉ〜・・・(激赤面)」 ツヨシ「コメットさん・・(ちょっと怒る)」 「・・ねぇ、ツヨシくん・・、これ、ホントにユキ先生に出すの・・?宿題として・・。」 「うん。 ださないとごほうびもらえないもん。」 「あ、あぁ〜・・、そ、そうだよねぇ〜・・はは、ははは〜・・(最悪だー!!!! で、でもまぁ・・、過ぎたことをくよくよいってもしょうがないか・・・、このことはもうあきらめよう・・。) ねぇ、他にはまだないの・・?」 ネネ「あっ、まだネネちゃんあるー!」 「へぇ!じゃあ見せてよ。 なになに〜・・・えぇ〜っとぉ・・。7月24日 はれ〜・・・・。」 突然うちにメテオさんがやってきた。 メテオさんはコメットさんを水着にきがえさせたらそのまま海へとコメットさんを連れて行こうとしたので、 ツヨシくんと一緒にネネたちも海にいくことなりました。 メテオさんはコメットさんに泳ぎしょうぶをもうしこみました。 メテオさんはとっくんのおかげでおよげるようになったみたいです。 もちろんメテオさんが勝ちました。 ゆうがに泳ぐメテオさんを見て、ネネはとてもかっこいいとおもいました。 そのあと水をかけあったり、泳いだり、星力を使って、海のしたのほうをおよぐ魚を見たりして、ゆうがたまで遊びました。 とぉーってもたのしいいちにちでした。 あ、そういえばメテオさんが砂まみれになっていやそうな顔をしてました。 コメット「あぁ〜・・・、あの日かぁ〜・・。 いや〜・・あの日はすごくびっくりしたよ〜。」 ラバボー「でもメテオさんがあんなに泳げるとは思わなかったボ〜・・、 ひめさまなんか10mのところでブクブク言いながらしずんでちゃったのに〜」 「そ、それをいわないで〜・・、なんか悲しくなるから・・・・。」 ネネ「でもあのときのメテオさん、すっご〜くかっこよかったよね☆」 ツヨシ「うん。すっご〜くかっこよかった。」 コメット「じゃ、次のを見るよ。 え〜・・、7月25日 はれ〜・・・・。」 今日はみんなで”若林撮影所”ってところにいきました。 そこではメタルマンがかいじゅうとたたかっていました。 でもいちばんおどろいたのは、 メタルマンがとつぜん、おじさんにかわってしまったことです。 むしさんのせなかからあたらしいむしさんがででくるようにずぃ〜っと。 そのことをパパにきいたら、”ここの人たちはメタルマンが大好きなんだ。 だからあの人もメタルマンの真似をしてあんなのを着てるのさ”といいました。 メタルマンっていい人だなぁ〜・・、とおもいました。 でも・・、かえりは、またパパがあの歌(22日参照)を歌い始めて、ママがコーラスを始めて・・、車の中がまたどよどよ〜っとなりました・・。 ツヨシ「ねぇコメットさん? コメットさんはあのときなにしてたの? すがたがみえなかったけど。」 「わたし・・? わたしはねぇ、式島 吾郎(しきじま ごろう)って人のサインをもらってくるように明日香さんに頼まれちゃって。 それでその式島さんを探してたの。」 ラバボー「まぁ、結局星力を使って、無理やり楽屋の中に入ってもらったみたいだボ。」 ネネ「ふぅん・・・。」 「たしか〜・・、”真夏のピエロ〜行ける所まで言ったオレ達〜”っていうドラマをとってたみたいだよ。 どんなお話かはすっきりさっぱりわかんないけど。」 コメット「それでこれは〜・・ あ、これは昨日今日で行って来た旅行の話か〜。え〜・・、7月26日 たぶん、はれ〜・・・・。」 7月26日 たぶん、はれ〜・・・・。 きょうはみんなで”いず”ってとこにりょこうにいきました。 いずはツヨシくんたちの住んでるとこみたいにうみもキレイだし、 たべもののとぉーってもおいしいのでだいすきです。 コメットさんが”ひさしぶりに遠くのところにあそびにいけるー”ってすっごくはしゃいでました。 あ、そういえばパパがおとまりするところにいくまえに”ヒマだからどこかいこうか”っていったので、 パパがちかくにあった”あやしいしょうねんしょうじょはくぶつかん”ってところにつれてってくれました。 はくぶつかんのまわりにはドラキュラのあたまにペンギンさんのからだをつけたようなおきものや、 へんなかおしたおとこのこやおんなのこのおきものがたーくさんおいてありました。 コメット「あぁ〜・・、前の旅行の話? あれはよかったよね〜。 しおかぜは気持ちいいし、お料理はおいしかったし、お風呂に入った後の卓球は楽しかったしね。 で、でも〜・・あの博物館は・・。」 ネネ「・・・? あれどしたのコメットさん。 なんだか顔がこい緑色だよ?」 ラバボー「いや、専門的には”ビリジアン”って色だボ。」 コメット「あ!でも、この話が書かれてるってコトは、次の日の話も書かれてるってことだよね? それ見せて。」 ツヨシ「うん、いーよ。」 「7月27日 くもがひとつもないはれ〜。」 きょうはかえるまで”ぐらんぱるこーえん”ってとこであそびました。 ぐらんぱるこーえんは”あすれちっく”がいーっぱいあって、とぉ〜ってもつかれたけど、たのしかったです。 ぼくとネネとコメットさんはふつうにあすれちっくをやれたけど、パパとママはとちゅうでへとへとになってました。 それでかえるときに、ちかくのおみせやさんでママが”たこわさび”って食べ物をかってました。 いずはとぉーっても楽しかったです。 またいきたいとおもいました。 コメット「うんうん!あのアスレチックは楽しかったね☆」 ネネ「うん!とぉーってもたのしかった!」 ツヨシ「あっ、ツヨシくんだってたのしかった!」 「もう一度行きたいよね!」 「ツヨシくんもういちどいきたい!!」 「ネネちゃんももういちどいきたい!」 「にしても・・、けっこう書くことあるもんだねぇ〜・・、日記って。 わたしもすこしかいてみようかなぁ〜・・。」 ツヨシー、ネネー、コメットさぁ〜ん!ごはんよ〜っ!! 「あ、ママが呼んでる!! はやくいかなきゃ!」 は〜い☆

おわり


イマジンカイザーの一言
最近、シリーズものばかりで短い小説を書くことがなくなってしまったし、”戦え〜”などでシリアスだったり 暴力的な場面ばっか書いててギャグ色の強い話が書きたいな〜と思ったので作った小説です。 読み手にとってもコレぐらいが一番読みやすいのではないでしょうか・・? やっぱ子供になったつもりで日記書くのは難しいです・・・。そうとうアラが目立ちますデス・・。 が、ギャグ関連は結構いいものが出来たとは思うのですが。(ケーコメ色の強いのも出せたし)。 そしてもう一点。 ここに来ている人(主に輝きの求道者さん、なつねさん、すぎたまさん、pikupikuさん) は絶対知らないと思いますが、 この話には元ネタがありました。 去年ラすかるさんとこ(メテオスマッシュと言うページ)で書いた”夏休み途中の思い出”と言う題で出したものがそれです。 基本的なスタンスは特に変わりありません。 ただ、マサルさんのマンガのをそのまま書いたし、 景太郎パパや沙也香ママが日記にカキコするというものも入ってました。(4000字なのに・・。) まぁ、もしも読みたい、と言うのであらば、投書欄やメールでご連絡ください。 その時のことを思い出しながら、作り直そうと思いますデス。 そして最後になりましたが話中でストーリーを引用させていただき、すぎたまさんには大変お世話になりました。 この場を借りてお礼をさせていただきますデス。
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