お久しぶりです。色々あってレビューは書いてませんでした。
今回のレビューは、久々に初心に帰り、”メダロット3”について語ろうかと思います。
今まで、メダロットというゲームでは、純正パーツ(各部に同一のメダロットのパーツを使用したもの)で戦うということはあまりありませんでした。
何でか、と言われると答えは一つ。それだけではとてもじゃないが弱いから。
そりゃまぁ、このゲームはメダロットのカスタマイズを売りにしているので当たり前っちゃあ当たり前ですが。
しかし、それに少し抵抗のある人もいたんでしょうね(僕は別にそうでもなかったですが)、メダロット開発スタッフも少し考えたようです。
そして、ロボットアニメものによくある”変形”をメダロットに取り入れた、メダチェンジというシステムを今作から取り入れたようです。
(余談ですが、メダ3のCMで、保健の先生が小声で”メダチェーンジ”とか言いながらGBCで遊んでいる様は今見てみると不気味だったかも。)
メダチェンジとは、まぁその名の通り、メダロットが変形する、という事。ロボっぽい造形だったのが、少し生き物っぽくなったり、
さらに機械っぽいギミックに変形したりします(中には変形と呼べないやつもいますが)。
このシステム、何処がどう良いのかと言いますと、まず第一に装甲が一体化する点にある、と言っても過言ではありません。
装甲が一体化することにより、パーツの破壊がなくなり、総装甲値が0になるまで戦うことができ、
一撃でパーツを破壊するデストロイを受け付けなくなったり、防御メダの場合は、総装甲値全てを防御に回す事もできるので、かなり有利です。
また、変形することにより脚部パーツのタイプが変更され、その地形と合っていなくても素早く行動を行うことだってできます。
(もちろんその逆もありますが、そこで変形するかしないかはプレイヤーの判断次第。)
また、変形自体にも”シフト”と”パワー”の二種があり、
シフトは、脚部の属性はおろか、攻撃方法までガラリと変わってしまうことが多いですが、ペナルティを気にせず使え、
パワーは、変形&変形維持にメダフォースを使用するものの、元のパーツとほぼ同じ攻撃が出来る上に、
威力はかなり上昇したり、特異な回復・援護効果が得られたりとペナルティが気にならないほどの高性能ぶりを発揮することも。
しかしながらこのメダチェンジ、変形のためには一回行動することを必要とされ、全て純正パーツでなければならない、
一つもパーツが壊れていてはならない、といった制約があり、即効勝負のときは、その隙を狙われやすい、という点もあります。
当たり前ですが、今回もメダルの属性に合わせ、パーツをばらして戦うのも当然強いので、そこは結構苦心させられるはず。
しかし、これによって、さらに戦闘に戦略が加えられ、楽しくなったことには間違いないでしょう。
普通に使ってみると弱いメダロットも、メダチェンジを駆使して戦えば、ある程度は渡り合える場面が多くなります。
色んなメダルを使えるよう工夫された、メダリアシステム。
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さらにもう一つ。…今までたくさんのメダルを育てる、ということは非常に困難でした。
メダルは基本的に、得意な能力にのみ熟練度が振り分けられており、その他は全て0。
…これでは、ある程度熟練度が育つまで、苦手な行動をさせていても、当たらない、発動しないのは当たり前。
こんな状態で、自分がメインで使用しているメダル以外を育ててみよう、なんて気は起きません。めんどくさいし。
実際、筆者も2までは主軸の攻撃メダルのみを育て、防御、回復といったタイプのメダルは育てた事がありません。
さすがにこの状況を気にしたのでしょうか。開発スタッフはまたも斬新なシステムを取り入れました。それが、「メダリアシステム」です。
メダリアとは、メダルにはめることのできる小さな宝玉で、はめ込む事により、
その中に入っている熟練度をそのメダルに付加させることができ、はめ込んだメダリアの得意な行動を使用させ続けていれば、
メダルほどではないものの、成長していくという便利なもの。もちろん、育ったメダリアを他のメダルにつけることも可能。
…これはもう、すごいとしか言いようがありません。よく考えたなぁ。これなら、防御や回復一辺倒のメダルにも、
けん制程度の武器を持たせても、キチンと使いこなす事も出来る。…序盤、あまりメダルが揃っていないのに、
手持ちのメダルと相性の悪いパーツばかり揃っても、これのおかげでなんとか使いこなせる…と言ったようなことが起きるのですから。
このおかげで、普段使わなかったメダルの良さも分かる、ということもあるはず。
また、少し話は別の話題になりますが、今まで分かれていて面倒だと思った人も少なからずいたであろう、
威力の高い光学、火薬、重力など、射撃の特殊ものは威力、症状をつけられる束縛、変動、継続といった格闘の特殊ものは症状、
また、射撃とは少し違った、飛行、水中メダに大ダメージを与えられるアンチエア、アンチシーは防御という区分けになり、
今までメダルによって使い分けていた行動も大分分かりやすくなりました。
さらには、攻撃もかなりトリッキーなものが増え、防御行動を取ったメダのパーツを破壊する体勢破壊、
攻撃を喰らうとカウントがつき、それが0になると機能停止になるカウントダウン、格闘系のパーツに狙いをつけられる敵影感知、
はたまた、喰らうともう一度行動選択画面に戻されるホームシック、といった異色なものまで、非常に豪華。
さらに対戦が面白くなること請け合いなはず。
さらに前作よりも良かったなー、と思える要素に、「ボイス」があります。今となってはアニメのキャラゲーにおいて、
ボイスは必要不可欠な代物になっていますが、この当時、しかもGBCというハードでボイス付きキャラゲーってのはあまりなかったように思います。
そこでボイスですよ。アニメのメダロット好きにはもうたまらないです。
主人公イッキがタイトル画面でタイトルコールを叫んだり、名レフェリーミスター・うるちが毎回”ロボトルーファイト!”なんて言ってくれたり、
その上、主人公機メタビー・ロクショウまでもしゃべってくれるのにはもう最高。
その他様々なボイスがあり、当時熱狂的なメダアニメファンだった自分はそのサービス精神に感謝していました。
…まぁ、逆に言えば、アニメを観ていない人は、各キャラクターの声のイメージが合わない、と言いそうではありますが。
しかし、ここまで前作までのファンはおろか、アニメファンをも喜ばせる要素を多数揃えている本作ですが、
やっぱりありました、悪い点。それはボリュームの少なさです。
どうも前作のボリュームがかなりのものだったためか、どうしてもシナリオの短さが気になってしまいます。(1ほどではありませんが)
人によって感じ方はそれぞれかと思いますが、個人的に言わせてもらうと、大体2の三分の二程度のボリュームしかないように思います。
(一応、隠し要素も含めて)そもそも、前回に比べると、かなり簡単になっているんですね、これが。
…誤解のないように言っておきますと、これも一応筆者の主観なんですが。やっぱりボイスが大量に入っているせいなのでしょうか。
それと、このゲーム、話ごとに人からもらえるパーツというものが存在するのですが、
分かりにくい条件の上、期を逃すと手に入らなくなるのがちょっと惜しいですね。なんか。
また、ちょっと前に簡単だ、と言いましたが、序盤はかなり破壊力のある敵との一騎打ち、
1VS2、2VS3といった、多少こちら側が不利な状況のロボトルが続くので、その辺はちょっと厳しいかも。
と、ちょっと不満を言ってはいますが、基本的には面白いです。シナリオも前回以上にアホになってますし(いい意味で)。
また、今回個人的にいいなー、と思ったことに、「一部別キャラでプレイできたりする」という要素もありました。
主人公のメダロットを使用して戦うので、戦闘自体は何一つ変化しないものの、動かしている感覚とか、
キャラクター毎のセリフなんかを観ていると、なんだか新鮮な気分になれて面白かったです。
…まぁ、このようなところでしょうか。…途中から何書いてるのか自分でも分からなくなってきたのがちょっと辛いです(苦笑)。
○評価
シナリオ:★★★☆☆(行動範囲が一気に増え、恒例の馬鹿&女装ネタ、さらには一部別キャラで行動できたりと、面白さはお墨付き。ただ…短い。…3点)
ボリューム:★★☆☆☆(第一作ほど、とは言わないが、短い。2ほど多くの隠し要素があるわけでもないので飽きるのは早いかも。…2点)
サウンド:★★★★☆(なかなかの好印象。昔はあまり気にならなかったものも、今聞いてみると意外と良い曲。…4点)
ゲームバランス:★★☆☆☆(全体的に簡単ですが、1VS2、2VS3の状況が多発する序盤はちょっとキツイかも。…2点)
○総合…2.6点。
馬鹿丸出し&一部主人公交代のあるシナリオ、革命的なシステムと、かなり面白い要素を含んではいたのですが…、
それがすべてシナリオの短さでぶち壊されている気がして残念でなりません。無理にボイスを入れたせいなのだろうか…。
ただ、面白いし、まだまだ色んな中古ゲーム店で手に入るので、ちょっとやってみる分にはかなりオススメです。
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