ゲームレビュー第三回では、「ロックマンエグゼ」をけなしすぎたので、これもメダロット同様救済せねばな、と思いまして…
つーわけで今回は、その続編”ロックマンエグゼ2”について語ろうかと思います。

ちょ、おま、製作期間八ヶ月強って……。
 まずビックリなのが、このソフトの発売日。前作である「ロックマンエグゼ」は、GBAと同じ日に発売(3月21日)しました。 そして、今回紹介するエグゼ2(上のアマゾン商品紹介の発売日をご覧ください)の発売日を見てください。 なんとまぁ、発売から一年も経たない内に続編が出てます。これは、1を発売した時点で、既に売れることを確信してたに違いありません。  まぁ、実際そうでした。このエグゼ2には、1をはるかに越えるやりこみ性と、面白さ、そしてわずか一年足らずという製作期間 を微塵も感じさせないほどの完成度を誇っていたからです。
プレイヤーの「くせ」によってロックマンが変わる新機能、「スタイルチェンジ」!
 エグゼ2を語るのであれば、まず語らなければならないのがこの「スタイルチェンジ」システムでしょうね。 このスタイルチェンジシステムとは、簡単に説明すると、ロックマンの「クセ」を反映したシステムです。 そのクセとは具体的に、 ●バスターを多用して戦う ●たくさんのチップを選んでry ●ナビチップを多用しry ●チップなどで敵の攻撃を防いだり、回復をさせたり…。  と、言ったような事柄がロックマンに反映され、その「クセ」に特化した「スタイル」が与えられるわけです。 例えば、バスターを多用して戦えば、バスターの威力が増大し、攻撃を受けてものけぞらなくなるガッツスタイル、 チップを多用すれば、カスタム画面でチップを多く選択できるようになるカスタムスタイル…のように。 また、溜め撃ちに属性がつき、格段に強化され、非常に戦いやすくなります。 このシステムのおかげで、シナリオクリアが楽になった上に、さらに戦略性に幅が出て、対戦がさらに熱いものになったかと思います。
急ごしらえで作ったのに、改善すべき所はキチンと改善しているのはさすが。
 さらにもう一つ。前回のレビューで僕はたくさんエグゼ1について不評を語りました。しかし、このエグゼ2では、その辺についての言及はほとんどありません。 それほどまでに、前回改善すべき点を、キッチリと改善しているからです。  まず、一番問題だったであろうマップの名称が出ないという点はちゃんと改善され、 ダンジョンエリア以外は全て同じ背景であった電脳世界も、行ける場所ごとにまったく違う感じに様変わり。 それと、前回と比べて、お世辞にもあまりバランスが取れた、とは言えないですが、ウイルス戦もある程度調整が加えられていたし、 今作ではチップを使わなくても逃げられるので、非常時でも安心。 ただし、前作に入っていた戦闘終了後、ロックマンの体力が自動回復の機能はなくなってしまいましたが。 …まぁ、あったらあったでリカバリーチップの使い道があまりなくて困ることになるのですが。  そして、今作からサブチップという、体力回復や、一度戦った敵をサーチする、オプション的なアイテムも登場。 体力の回復しない状態や、一度戦ったナビと再戦をするのに非常に有効な手段として働いてくれました。 また、以前言われていたフォルダが一個しかないという点もキッチリと解消。シナリオを進めていけば最高三つもフォルダを使えるようになります。  …悪い点を残すのは悪いことですが、こうやって次回作でその点を解決できることは非常に良いことです。いい仕事しましたね>スタッフさん
しかし、難易度の二極化ってのはどうなんだろうか。
 ただし、やっぱり問題は残ってました。…実はこのゲーム、中盤辺りまで進むとナビだろうがウイルスだろうが、はたまたラスボスをも即死に出来るコンボ が出来るようになるので、普通に戦うと難しい敵も簡単になったりします(まぁ、一部効かない敵もいますが)。 割と難易度の高いゲームだったので、このコンボには結構助けられた感があり、一概には否定できないのですが、 やっぱり、即死コンボがある、というのはどうかと思いますね。…知ってる人は通信対戦では使わないように。  また、難易度の二極化とは関係のない話なのですが、このゲーム、通信対戦で友達と戦わないと手に入らないチップがあります。 別にシナリオクリアには関係ないのですが、隠しシナリオをプレイするにはやっぱり必要なわけで。 …しかし、その隠しチップを手に入れるのが困難なのです。しかも、その困難なチップが10枚も。 これはもう萎える萎える。…そこまで対戦にやり込める人もそうそういないのでは?と変に勘ぐってしまいます。 ………まぁ、不満点を挙げるとすれば、このぐらいですかね。たった八ヶ月間でここまであの作品を改善できたエグゼスタッフはさすがです。 ただ、これも現段階では生産中止になっているので、買うのであれば中古でしか手に入らない、という状況なのですが。 ○評価 シナリオ:★★★☆☆(粗は残るものの、前作よりもキチンとキャラが立っているのは好評価。前作の隠しナビ●●●●をシナリオに絡めたのは◎。…3点) ボリューム:★★★★☆(通信対戦をしないと完全にクリアは無理だけど、それでもかなり高密度です。…4点) サウンド:★★★☆☆(全体的に前作を上回ってました。どのサウンドも平均はいっているんじゃないでしょうか…3点) ゲームバランス:★★☆☆☆(注:これは即死コンボを多用した際のもの。普通に遊べば難易度はもうちょい上がります。…2点) ○総合…3点。 あの初代メダロットよりも酷かった評価が、これほどまでに昇華されるとは。…まぁ続編が出るならそうしないと色々とマズイんでしょうけど。 前作は物好きにしかオススメ、とは言えませんでしたが、これは”やってみれば?”と言える出来。 ロックマンエグゼの基本テクニックが大体分かるので、エグゼシリーズをプレイするのでしたら、これからどうぞ。
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